カーブラリア葉枯病【芝生の病気】

芝生に発生する病気

2020.05.09

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病原菌名：Curvularia spp
発生芝種：日本芝／暖地型西洋芝
別名：犬の足跡

カーブラリア葉枯病の症状と特徴

カーブラリア葉枯病は「犬の足跡」とも呼ばれ、梅雨時期によく発生する病気です。

最初はこぶし大程度の犬の足跡のようなパッチが発生し、やがて大きな一つのパッチとなります。

カーブラリア葉枯病は、菌の繁殖力が強く、最悪の場合は芝生が全滅することもあるので、早めの対処が必要となります。

カーブラリア葉枯病がよく発生する芝生の種類

野芝、高麗芝、バーミューダグラスなど

このページの目次

カーブラリア葉枯病の発生時期

1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
–	–	○	○	◎	○	○	◎	◎	○	–	–

◎よく発生　○発生

葉枯病は高温・多湿を好むため風通しの良い環境を作ることが必要です。

また、刈高が低い芝生も好むため、芝刈り時に刈高を高くすると良いでしょう。

カーブラリア葉枯病に効果のある殺菌剤としては、ロブラール水和剤があります。

ただし、ロブラール水和剤は耐性菌ができやすいので、連続散布は避けるようにしてください。

殺菌剤はローテーションして使用するのがポイント

芝生が病気になってしまったら、早めの殺菌作業と、これから病気にならないための予防の為の殺菌作業が必要となることです。

また、同じ殺菌剤を連続して使用すると、殺菌剤に対して耐性は付いてしまうため、殺菌剤の種類をローテーションすることがポイントとなります。

※殺菌剤を使用する際には、商品の説明文をよく読んで間違った使用をしないように注意してください。

最後に、このページでは「カーブラリア葉枯病」について詳しく紹介しました。

芝生を長い間育てていると、かなりの確率で病気が発生します。病気になっていると気づかずに、手入れ方法が間違っていたと勘違いしてしまうこともよくありがちです。

芝生の病気は、早期発見・早期対策がポイントとなりますので、まずは病気の症状を理解しておき、早めに気付けるように心がけましょう。

↓芝生の病気と予防・対処方法については下記ページもご覧ください。