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庭に芝生を張りたいのですが、お勧めの種類を教えて下さい。

この記事の概要

おすすめはTM9。予算を抑えたい場合は高麗芝がお勧めです。 家の庭にDIYで芝生を張ろうと考えています。自分で管理をするので、芝刈りの回数が少ない方がいいです。なるべく伸びない芝生を選びたいのですが、お勧めの種類はありますか?ホームセンター […]

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答え

おすすめはTM9。予算を抑えたい場合は高麗芝がお勧めです。

質問

家の庭にDIYで芝生を張ろうと考えています。自分で管理をするので、芝刈りの回数が少ない方がいいです。なるべく伸びない芝生を選びたいのですが、お勧めの種類はありますか?ホームセンター、園芸店、ネット通販での購入を考えています。

芝生が成長するスピードは、TM9<高麗芝<姫高麗芝<西洋芝の順

結論から先に書くと、芝生が成長するスピードは遅い方から、TM9<高麗芝<姫高麗芝<西洋芝の順になります。本来、芝生は芝刈り以外にも様々な手入れが必要になるのですが、ここでは芝生の成長スピードに焦点をあてて説明します。

芝太郎
芝太郎

芝刈りの回数が少ないことが、手入れ全体の手間が少なくなるわけではないよ。肥料や水やり、エアレーションなどの手入れ全体も考慮して決めてね。

TM9(ティーエムナイン)

TM9は、トヨタが高麗芝を改良して作った品種です。芝生の手入れを楽にする目的で開発されており、高麗芝と比べて草丈が約半分で、芝刈りが年に1回〜3回で済みます。その他にも、高麗芝に比べて、葉の色が濃い、葉の密度が高い、葉が柔らかいなどの特徴も持っています。

質問にあったように、芝刈りの回数を減らしたいのであれば、TM9がベストな選択肢だと思います。

芝太郎
芝太郎

TM9はホームセンターや園芸店で購入できるよ。近場で売っていない場合は、インターネットでも購入できます。

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TM9は高品質で手入れが楽な芝生

高麗芝

高麗芝は、姫高麗芝や西洋芝よりも成長スピードが遅く、芝刈りの手間も少なくて済みます。夏にもっとも成長スピードが早くなります。芝刈りの目安としては、春と秋は2週間から3週間に1回くらい、夏は1週間から2週間に1回くらいの芝刈りが必要となります。

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姫高麗芝

姫高麗芝は高麗芝の一種です。基本的な特徴は高麗芝と同じですが、高麗芝に比べて成長スピードが早いので、芝刈りの回数も多くなります。高麗芝と西洋芝の中間くらいだと思ってください。成長スピードが早い分、肥料などの手間も高麗芝より必要となります。

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西洋芝(暖地型)

最も成長スピードが早い芝生の種類です。暖地型の西洋芝は成長力が強いのですごい勢いで伸びます。そのためスポーツ施設などでも使われています。暖地型西洋芝の代表種であるバミューダグラスの場合は、成長が最も盛んな6月から9月にかけて、最低でも週一回の芝刈りが必要になります。

芝太郎
芝太郎

芝太郎
野芝もあまり伸びない種類ですが、葉の密度が粗く、一般家庭の園芸目的で使用されることはないので、このページでは紹介していません。

なおここで紹介している西洋芝は暖地型の西洋芝です。寒地型の西洋芝はまた別の特性をもっているので、詳しく知りたい方は下記ページで確認してください。

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西洋芝の種類(暖地型) – 成長スピードが早く踏まれることに強い芝生

予算があればはTM9、予算を抑えたい場合は高麗芝を選びましょう。

質問者の方に一番マッチする芝生の種類は「TM9」でしょう。芝生管理の省力化を目的に作られただけあって、少しの手間で綺麗な芝生を作ることができます、

ただし、TM9にもデメリットがあります。それは高麗芝に比べて価格が高いことです。例えば、ホームセンターで高麗芝を購入した場合と、インターネットでTM9を購入した場合では、3倍くらいの価格差が出てきます。そのため、長い目で見ると芝生管理の費用を抑えることにはなりますが、初期コストを抑えたい人には向いていません。

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初期コストを抑えたい場合は、高麗芝をお勧めします。高麗芝は日本で最も育てやすい芝生といわれており、見栄え、維持管理の手間、コストのバランスが最も優れています。多少手入れをサボっても許容してくれるので安心です。

そして、最もお勧め出来ないのが西洋芝(暖地型)。芝刈りの回数が多いだけではなく、肥料、水やりの回数も多く必要です。また病害虫の被害も多く対策の手間が多くなるので、なるべく芝生管理に手間をかけたくない人には向いていません。よほどの芝生愛好家でないと上手く育てることが出来ないと思います。

芝生の選び方については、下記のページで詳しく紹介しています。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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