芝刈りと肥料の必要はなくなり、手入れの回数も減ります。
高麗芝の生育温度は、25°C~30°Cとなっており、11月になると高麗芝は花(芝生の穂)を咲かせて休眠期に入ります。芝生の葉は緑の状態から徐々に枯れて茶色くなっていきます。
11月になると、芝刈りと肥料の必要はなくなり、手入れもぐっと楽になります。雨が降らず乾燥が続いた時の水やりと、春から秋にかけて生えた雑草を取り除いておきましょう。
※沖縄などは11月でも暖かく、この時期でも芝生の手入れは必要になります。
11月:高麗芝の芝張り
休眠期間中の高麗芝は、植えても成長せず根付かないため、芝張りには適していません。高麗芝を植える場合は3月まで我慢してください。
11月:高麗芝の水やり
休眠期に入った高麗芝には、水やりの必要がありません。雨が少なく、乾燥した日が続くようであれば、適時水やりをしてください。
11月:高麗芝の芝刈り
休眠期に入った高麗芝は成長しないので、芝刈りの必要はありません。秋の刈り止めの際に少し長めの刈高にしておくことで、冬の間芝生の根や茎を冬の厳しさから守ることができます。
11月:高麗芝の肥料
秋に十分な肥料を与えていれば、休眠期に入った高麗芝に肥料を与える必要はありません。
11月:目土入れ
休眠期に入った高麗芝に、成長を促すための目土入れをしても意味がありません。そのため11月は目土入れに適していない時期となります。ただし、芝生の凸凹がある場合の補修に目土入れを行うことがあります。
11月:その他の手入れ
芝生が枯れてくると雑草の緑色が目立つようになります。たとえば、スズメノカタビラは芝生との見分けが難しいのですが、芝生が茶色いこの時期は簡単に見つけることができます。
芝生が枯れるこの時期を利用して、春から秋にかけて生えた雑草を完全に取り除くことで、後々の雑草対策が楽になってきます。