芝生が伸びすぎないように、こまめな芝刈りが必要
6月から8月は高麗芝が最も成長する季節です。
芝生は勢いよく成長し、ダメージを受けた芝生も直ぐに回復するので、エアレーションや目土入れなどを行うのにも最適な時期となります。
伸び過ぎた芝生は、風通しや水はけが悪くなるので病害虫が発生しやすくなります。芝生が伸びすぎないようにこまめに芝刈りをしてください。
6月:高麗芝の芝張り
6月の梅雨入り前までは、高麗芝の芝張りに適した時期となります。個人的な意見ですが、梅雨入り後は、芝張り後の頻繁な水やりが不要になるので、梅雨前の芝張りが一番おすすめです。
梅雨明け後は、気温も高くなり芝生が水不足になりやすいので、芝張り作業はおすすめできません。
6月:高麗芝の水やり
週1~2回を目安に水やりをしてください。芝生は乾燥していると葉が丸まり細くなるのですぐにわかります。梅雨入り前は特に乾燥しやすいので、こまめに芝生の状態を確認しましょう。
梅雨入り後は、自然に降る雨で十分なので、水やりをする必要はありません。
今年植えた芝生は、まだ十分に根付いていないので、たっぷりとこまめに水やりをしてください。
6月:高麗芝の芝刈り
6月〜8月の高麗芝は勢いよく成長するので、週に一度を目安に芝刈りが必要になります。
梅雨入り後は雨で芝刈りが出来ない日も多く、芝生を伸ばしすぎる可能性が大きくなりますので注意してください。芝生が伸びてしまうと、通気性が悪くなり病害虫の原因となりますので、20mmを目安にこまめな芝刈りを心がけてください。
伸び過ぎた芝生を一度に短く刈ってしまうと、軸刈りになる可能性が高いので、何回かに分けて少しずつ芝刈りをしてください。
6月:高麗芝の肥料
6月は、芝生の肥料に最適な時期です。チッソ成分10%程度の化成肥料を、1㎡あたり30gを目安に与えてください。芝生の肥料は、効果が長く続く「固形肥料」と、効果が直ぐに現れる「液体肥料」を組合わせると効果的です。
固形肥料の場合は、散布後に水やりが必要です。液体肥料は水で希釈して液肥スプレーヤーなどを使って散布する方法がおすすめです、
6月:目土入れ
ダメージからの回復が早い6月も、目土入れに適している時期となります。
目土入れは多くても年に1回程度にしてください。目土入れを頻繁に繰り返すとグランドレベルが上がってしまい、取り返しがつかなくなってしまいます。グランドレベルを上げないために、定期的なコアリング作業で土を間引くことも一案です。
6月:その他の手入れ
芝生の成長にも勢いが出てきますが、雑草の成長にも勢いが出てきます。
シーズンはじめから6月まで、しっかりと手入れができていれば、6月には密度が高い芝生に育っていると思います。密度が高い芝生は、雑草の種が定着するのを防ぎ、除草作業の手間も省いてくれます。