New Article

ローンパンチで芝生の古い床土を入れ替える

この記事の概要

固くなった床土を入れ替え、土壌をるための道具 ローンパンチとは、先端についたパイプ状の刃を芝生に突き刺すことで、芝生の下の土や根を取り出すことができる道具です。 主に芝生の更新作業である「コアリング」と呼ばれる作業に使用されるほか、根切りの […]

ローンパンチ 芝生の道具
この記事は約6分で読めます。

固くなった床土を入れ替え、土壌をるための道具

ローンパンチとは、先端についたパイプ状の刃を芝生に突き刺すことで、芝生の下の土や根を取り出すことができる道具です。

主に芝生の更新作業である「コアリング」と呼ばれる作業に使用されるほか、根切りの効果もあるので「エアレーション」にも使われる事があります。

芝生の下の固まって通気性が悪くなった床土を取り出すには、このローンパンチが必要となってくるので、芝生を長期間育てる場合には必要になってくる道具です。

ローンパンチの用途

ローンパンチの用途

芝生の土壌を活性化させる「コアリング」に使われる道具

ローンパンチは主に「コアリング」と呼ばれる芝生の更新作業で使用されます。

芝生を長く育てていると、芝生が人によって踏まれることで、徐々に土壌が固くなっていきます。そして、固くなった土では芝生の根や茎が十分に成長することができません。

そこで、ローンパンチを使って、固くなった土を取り出し、新しい土を入れる「コアリング」と呼ばれる作業を行います。

根切りの効果も期待できる

ローンパンチは土を入れ替えるための「コアリング」が主な目的の道具ですが、芝生に突き刺すことで、芝生の根も切ることになるため、「根切りの効果」も期待することができます。

↓コアリングの方法を詳しく見る

↓芝生更新作業の詳細はこちら

ローンパンチの構造

ローンパンチの構造

パイプ状になった先端の突起で、古い土(コア)を取り出すことができる

では、古い土(コア)を抜き出す用途で作られた「ローンパンチ」はどのような構造になっているのでしょうか?

ローンパンチは上部に手で持つための「ハンドル」が付いているのが一般的です。

そして、先端には、古い土(コア)を抜き出すための「中空のパイプ状」の突起が数本付いており(本数は商品によって異なる)、その上は、脚で踏み込みやすいように「ステップ」が付いています。

突起が中空になっていることで、芝生に突き刺した時に、その部分の古い土(コア)を取り出すことが出来ます。

ワンポイント

「スパイク用の刃」と「穴あけ用のパンチ」を交換することができ、エアレーションとコアリングの二通りの使い方ができる商品もあります。また、「スパイク用の刃」と「穴あけ用のパンチ」が組み合わた商品もあるので、自分の使い方にあった商品を選ぶと良いでしょう。

ローンパンチとローンスパイクとの違い

ローンパンチとローンスパイク

見た目はよく似ているので間違わないように注意

ローンパンチとローンスパイクは、上部のハンドルや脚で踏み込むスッテプなど、見た目はほぼ同じですが、主に先端部分の構造が違います。

先端部分の構造の違い

  • ローンパンチ:先端が中空のパイプ状
  • ローンスパイク:先端が鋭利なナイフ状

ローンパンチは、古い土を抜き出すこ「コアリング」が出来るので、エアレーションの効果は大きいのですが、ローンスパイクは地面に突き刺すだけでコアリングが出来ないため、その分エアレーションの効果は低くなります。

↓ローンスパイクの構造はこちら

ローンパンチの使い方

ローンパンチの使い方

芝生に突き刺すことで、土(コア)を抜き出すことができる

まずは、ローンパンチ上部のグリップを両手で持ち、土を抜き取る箇所に垂直に立てます。そして、ステップに片足を乗せ体重をかけるようにすると、先端のパイプが芝生に突き刺さります。

先端のパイプを突き刺さることで、芝生の下の土や根が下から上に押し出され、取り出すことができます。

なお、ローンパンチを使ったコアリング作業は、1.土を抜き取る 2.抜き取った土を回収する 3.抜き取ったあとに出来た穴に目土を入れるがワンセットになります。

ローンパンチを使ったコアリング作業

伸びた芝生はコアリング作業に邪魔になるので、芝生を短く刈ってからコアリング作業を勧めます。

作業工程1. ローンパンチで土を抜き取る

ローンパンチを使って、芝生の土を抜き取ります。土を抜き取る間隔はなるべく狭いほうが、コアリングの効果が高くなりますが、狭すぎると芝生の見栄えが極端に悪くなるので、土の硬さや根詰まりの具合を考慮して決めてください。

作業工程2. 抜き取った土を回収する

抜き取った土をそのまま放置すると、目土入れなどの作業になるだけではなく、芝生の見栄えが極端に悪くなるため、トンボやほうきを使って回収します。(土の回収用ポットがついたキンボシのローンパンチXという商品もあります)

作業工程3. 抜き取った後に出来た穴に目土を入れる

抜き取った後に出来た穴に、芝生用の目土や目砂を入れます。目土や目砂を入れないと、芝生の根が空気に直接触れてしまい乾燥してしまうので、芝生にとって良くありません。新しい目土や目砂を入れることで、

ローンパンチの価格と購入方法

1,000円〜20,000円以上と価格の幅が大きい

ターフカッターは、安い商品であれば1,000円くらい、高い商品になると20,000円以上する場合もあります。

ローンパンチはホームセンターや園芸店で販売されているので、手軽に購入することができます。

ただし、ホームセンターなどで売られているローンパンチは、2,000円程度で比較的安いタイプの商品が主流となっており、高機能で高価格帯のローンパンチをホームセンターで見かける事は少ないので、インターネット通販を使って購入することになります。

バロネス タインエアレーター

バロネスというメーカーの「タインエアレーター」もコアリング用の道具で、ローンパンチと同じ用途で使われる道具です。20,000円以上する高価な商品ですが、先端のタインという部品が鋭くなっており、土の抜けがローンパンチとは格段に違います。予算に余裕があるセレブな芝奴隷の方は、試してみる価値はある商品です。

ローンパンチのまとめ

ローンパンチイメージ

芝奴隷にとっては必須の道具

ここまで紹介したように、ローンパンチは芝生の下の土や古い根を抜く取る「コアリング作業」に使われる道具です。芝生に穴を開けることは心が痛みますが、長期間に渡って密度が高く綺麗な芝生を育てるためには、コアリングは欠かせない作業となっています。

そのため、芝生を愛する芝奴隷にとっては、コアリングに使用するローンパンチは欠かせない道具となっています。2,000円程度の手頃なローンパンチでも十分役に立つと思いますので、綺麗な芝生を育てるために用意しておきましょう。


この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

芝太郎をフォローする
芝生の道具
芝生のDIYなら芝太郎の芝生ガーデニング