熱中症に注意して手入れをしてください
8月になっても芝生が勢いよく成長する時期が続きます。
高麗芝は、暑さ自体には耐えることができますが、強い日差しによる乾燥には耐えることは出来ません。そのためには水やりがポイントとなります。
芝生の葉は乾燥すると細くなってひと目で分かります。芝生が乾燥した状態が続くといずれ枯れてしまうので、夏の間は芝生の状態を常に気にして、十分な水やりをしてください。
真夏の芝生の手入れの注意点は、昼間の手入れをしないことです。気温が高くなる日中に芝生の手入れをすると、芝生に余計な負担をかけることになるので、朝や夕方などの涼しい時間に手入れをするようにしましょう。
8月:高麗芝の芝張り
気温が高い8月は、高麗芝を植えるのに向いていない時期です。
この時期に高麗芝を植えてしまうと、暑さと強い日差しによる乾燥で、枯れてしまう可能性が大きいので、植えるのを我慢して、9月になって芝生を植えたほうが良いでしょう。
どうしても8月に芝生を植えたい場合は、8月の終わりに植えるようにしましょう。芝張り後に芝生が根付くまでは、芝生を乾燥させないように、朝夕毎日の水やりを心がけてください。
8月:高麗芝の水やり
この時期は、週に2回を目安に水やりを行います。猛暑日が続くようであればさらに水やりの回数を増やしてください。
夏の水やりは昼間を避けてください。昼間の水やりは、水がレンズ状になり芝生を焼いたような状態になります。また暑さと水で芝生が蒸された状態になることで芝生にダメージを与えてしまうからです。
芝生にダメージを与えないためには、朝か夕方に水やりを行います。可能ならば気温が低い早朝に行うのが最適です。
今年に植えた芝生の場合は、まだ十分に根付いていない可能性があり、夏の乾燥にも弱いので、十分な水やりを心がけてください。
8月:高麗芝の芝刈り
芝生が最も成長する時期なので、週に一度を目安に芝刈りが必要になります。芝生が3cmから4cmに伸びたら20mmを目安に短く刈り込みます。
この時期の特徴として、猛暑日の昼間は、芝生の手入れ作業は避けるということです。真夏の強い日差しを受けて芝刈りをすると、熱中症になる可能性があるので、朝か夕方の涼しい時間に芝刈りをしてください。
8月:高麗芝の肥料
8月は、芝生の肥料に適している時期です。チッソ成分10%程度の化成肥料を、1㎡あたり30gを目安に与えてください。
肥料を与えた後はたっぷりと水やりをしてください。なぜなら、夏の施肥は芝生に負荷を与えるからです。
8月:目土入れ
8月は芝生の目土入れに向いていない季節です。
8月になり密度が高くなった芝生では、芝生の葉の隙間から目土を入れることが出来ませんので、目土入れは避けたほうが良いでしょう。
芝生の凸凹や部分補修などに目土入れを行った場合は、作業後に十分な水やりをしてください、
8月:その他の手入れ
8月の高麗芝のポイントは、昼間の気温が高い時間に作業しないことです。特に水やりを昼間にすると芝生にダメージを与えますので、可能な限り避けてください。
また熱中症にならないために、暑さ対策を十分にしてから芝生の手入れをしてください。