冬の間に生えた雑草を取り除きましょう。
本州など、日本のほとんどの地域では高麗芝は休眠期に入っています。(高麗芝の生育温度は25°C~30°C)そのため、この時期に高麗芝の手入れをする必要は、ほとんどありません。
来たべき芝生のシーズンに備えて、冬の間に雑草の根を取り除いておくと、春から秋にかけての雑草が生えにくくなり、後々の雑草対策も楽になってきます。
特に、冬は高麗芝が茶色く枯れているので雑草が目立ちやすく、雑草を楽に見つけることができます。
2月:高麗芝の芝張り
休眠期間中の高麗芝は、植えても成長せず根付かないため、芝張りには適していません。春に芝生を植える予定の場合は、この時期から芝生の土壌づくりを始めます。
2月:高麗芝の水やり
休眠期に入った高麗芝には、水やりの必要がありません。雨が少なく、乾燥した日が続くようであれば、適時水やりをしてください。
2月:高麗芝の芝刈り
休眠期に入った高麗芝は成長しないので、芝刈りの必要はありません。秋の刈り止めの際に少し長めの刈高にしておくことで、冬の間芝生の根や茎を冬の厳しさから守ることができます。目土入れやサッチングを始める少し前には、枯れ芝刈りで芝生を短めに刈り込んでおくと作業がしやすくなります。
2月:高麗芝の肥料
秋に十分な肥料を与えていれば、休眠期に入った高麗芝に肥料を与える必要はありません。
2月:目土入れ
休眠期に入った高麗芝に、成長を促すための目土入れをしても意味がありません。そのため11月は目土入れに適していない時期となります。沖縄や九州では、3月になると高麗芝の成長が始まるので、2月中旬から後半にかけて目土入れをしても良いと思います。
2月:その他の手入れ
2月も後半に入ると徐々に暖かくなってきます。芝生が成長するよりも前に伸び始める雑草もありますので、この時期にしっかりと取り除いておきます。雑草は根を残しておくと、そこから再び茎が生えてくることがあるので、根から完全に抜き取ることで春から秋にかけての雑草対策が楽になります。
特に、匍匐茎で繁殖するチドメグサやシロツメグサなどは、初期の段階で早めに駆除しておきましょう。