自宅の中庭に、芝生を植えた時の記録を紹介しています。中庭の広さは約6㎡、床土作りから芝張りまで、延べ4日間で芝張りを終了しました。ほとんど小石を取り除く作業に時間を費やし、芝張り作業は半日ほどで出来ました。
作業3日目は床土をつくります。
作業1日目と2日目で、小石と雑草を取り除く作業が終わり、3日目は床土つくりを行います。
芝張り作業で最も重要なのはこの「床土つくり」です。
芝生が元気に育つためには健全な土壌が必要となります。しかし芝生を一度植えてしまうと、床土を作り直すことが出来ませんので、この段階で出来るだけ条件の良い床土を作っておきます。
午前中は、ホームセンターで芝生用の床土を購入してきました。前回小石を取り除いた山砂の上に、購入してきた芝生用の床土を敷く方法で、床土つくりを行います。
↓下準備と芝張り作業はこちら
床土の購入
ホームセンターで芝生用の土を購入
近所のホームセンターで「芝張り先生」という商品、30リットル入り✕4袋を購入してきました。今回の芝張りは5月に行っており、芝張りのシーズンだけあって、1袋500円で、目立つ場所に大量に売られていました。
この「芝張り先生」という商品は、芝生の通気性をよくするパーライトを配合しているので、根腐れを防ぐこともできます。また、芝生の肥料が配合されているので、元肥として肥料を別に購入する必要がありませんでした。
肥料が入っていない山砂のみを床土に使う場合は、元肥として有機肥料を混ぜておきましょう。後々の芝生の成長に効いてくるので、芝生の管理が楽になります。
芝生用の床土は、通販などで購入すると送料が必要となり割高になるので、いつもホームセンターで購入できる床土を使用しています。
小石を取り除いた山砂を敷く
小石を取り除いた土を元に戻す。
1日目、2日目でふるいにかけた山砂を、芝生を植える場所の全体に敷いていきます。ブルーシートで仕切っておくことで、他の山砂と混ざらずに作業がしやすくなります。
アメリカンレーキを使って全体に広げていくのですが、長女が率先して作業をしてくれたので、父は指示を出すだけの楽な作業となりました。
購入してきた芝生の床土を敷く
山砂の上から、芝生の床土を均一に敷きます。
全体に広げた山砂の上に、購入してきた芝生用の床土を広げていきます。購入してきた4袋分を一度に袋から出してしまい、アメリカンレーキで全体に均一になるように広げます。
整地にはトンボがあると便利。
床土を均一に敷くにはトンボがあると便利です。私は、家に余っていた木材をつなぎ合わせたトンボを使っています。木材をねじで固定するだけの簡単DIYトンボですが、これで十分に使えます。
トンボは目土入れなどの作業でも使用します。ホームセンターでも安価に販売されているので、この機会に購入しても良いと思います。
水平器を使って水勾配をつける
水はけを良くするために水勾配をつける。
水はけを少しでもよくするために、側溝(写真左側)に向かって水勾配をつけていきます。1mで1cmほど左側が低くなるように、トンボと水平器を使って床土の高さを調整していきます。厳密にやる必要はありません。水平器がない場合は目見当でも十分です。
水勾配をつけることで、芝生の表面に溜まった雨水が、側溝に流れるようになります。特に大雨の時には効果を発揮します。
床土を締めるために転圧
子どもたちは転圧作業で大はしゃぎ。
床土を敷いたあとは、転圧して「土を締める」必要があります。外構業者などは、転圧ローラーをつかって転圧をしますが、一般家庭にあるはずもなく・・・
足で踏み固めたり、シャベルの背で転圧するのも時間がかかり大変です。そこで、木の板に紐をくくり付けた、手作りの転圧板を作ってみました。
作業スピードも大幅にアップ。子どもたちも大喜びで転圧作業をしていました。転圧作業での父の出番は無しです。
床土つくりが完了
3日間で床土つくりが完了しました。
小石を取り除く作業から転圧作業まで、延べ3日をかけて芝生の床土作りが完了しました。
今回は小石を取り除く作業が大変だったのですが、小石を取り除く必要がない地面であれば、土おこしから床土つくりまで1日で終了すると思います。
床土つくりの最後には、たっぷりと散水をして、土を落ち着かせて起きます。
散水も長女が担当。
というか、父が散水していたのを奪われた・・・。
散水は、散水ノズルを「シャワーや霧」などにして、均一にムラなく優しくが基本です。ジェットなどで勢いが強いとせっかく均一に敷いた床土に穴が空いてしまうので、注意が必要です。
と娘に何度も説明したのですが、散水作業で床土を凸凹に仕上げてくれました・・・。
明日は、いよいよお楽しみの、芝張り作業を行います。
↓作業4日目は、いよいよ芝張り作業です。
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↓芝生の植え方についてはこちらもご覧ください