関東で手軽に買えるロール芝とは?
庭や公園などで手軽に芝生を設置できる「ロール芝」は、関東地方でも人気の商品です。ロール芝とは、芝草が土ごとカーペットのように巻かれた形で販売されるもので、敷くだけで簡単に芝生のある空間を作ることができます。
この記事では、関東で人気の高麗芝と西洋芝のロール芝を取り上げ、その価格帯や特徴について詳しく解説します。初めて芝生を設置する方や、庭のリフォームを考えている方に役立つ情報をお届けします。
高麗芝のロール芝の特徴
高麗芝とは?
高麗芝は日本原産の暖地型芝草で、関東地方のような温暖な気候に非常に適しています。暑さや湿気に強く、緻密な葉が自然な緑を演出するため、和風庭園やナチュラルなデザインの庭に最適です。
高麗芝ロール芝の価格帯
高麗芝のロール芝は、1平方メートルあたり300円~800円程度が相場です。施工を業者に依頼する場合は、敷設費用を含めて1平方メートルあたり1,500円~3,000円程度になることが多いです。
高麗芝のメリット
- 価格が安い
購入費用が抑えられるため、広い面積に敷き詰めたい場合に適しています。 - 暑さに強い
関東の夏の高温多湿にも耐えられるため、健康的な芝生を維持できます。 - 管理が簡単
成長が遅く、芝刈りや肥料の施用頻度が少なくて済みます。
高麗芝のデメリット
- 冬に葉が茶色くなる
休眠期に入ると葉が茶色になり、緑を楽しめる期間が限定されます。 - 日陰に弱い
日光を好むため、日当たりが悪い場所では密度が低下します。
高麗芝ロール芝の設置方法と注意点
- 土壌を整える
敷設する前に庭の土を平らにし、排水性を良くするために砂や改良土を混ぜて準備します。 - 敷設後の水やりを徹底する
ロール芝を敷いた直後は、根付きを促すために毎日たっぷりと水やりを行います。 - 定期的な芝刈り
成長が早い時期には月1~2回の芝刈りを行い、美しい見た目を保ちます。
西洋芝のロール芝の特徴
西洋芝とは?
西洋芝は寒地型芝草が多く、一年を通じて緑を楽しめる「常緑性」が魅力です。洋風庭園やデザイン性の高い庭を目指す方に特に人気があります。日陰に強い品種もあり、関東の気候でも育てやすいものが多く流通しています。
西洋芝ロール芝の価格帯
西洋芝のロール芝は、1平方メートルあたり600円~1,200円程度が相場です。高麗芝に比べるとやや高価ですが、一年中緑を楽しめるメリットがあります。施工を業者に依頼する場合は、敷設費用を含めて1平方メートルあたり2,000円~4,000円程度が一般的です。
西洋芝のメリット
- 一年中緑を楽しめる
常緑性があり、冬でも美しい庭を維持できます。 - 柔らかな質感
触り心地が良く、子どもやペットが遊ぶスペースにも適しています。 - 多様な品種がある
耐暑性や耐陰性に優れた品種が選べるため、庭の条件に合わせやすいです。
西洋芝のデメリット
- 価格が高い
高麗芝に比べて購入費用が高めです。 - 手入れが大変
成長が早い品種が多いため、芝刈りや施肥の頻度が高くなります。
関東で人気の西洋芝の品種
- トールフェスク
耐久性が高く、踏まれてもダメージを受けにくい品種です。 - ケンタッキーブルーグラス
濃い緑が美しく、デザイン性を重視した庭に最適です。 - ペレニアルライグラス
成長が早く、修復がしやすい品種で、レジャー用途にも適しています。
西洋芝ロール芝の設置方法と注意点
- 頻繁な水やり
西洋芝は乾燥に弱いため、敷設直後から水やりを徹底することが重要です。 - 適切な施肥
成長期には定期的に肥料を与えることで、美しい緑を保つことができます。 - 芝刈りを怠らない
1~2週間に1回程度の芝刈りを行い、葉を均一に保つと同時に風通しを良くします。
高麗芝と西洋芝のロール芝の比較
項目 | 高麗芝 | 西洋芝 |
---|---|---|
価格(1㎡あたり) | 300円~800円 | 600円~1,200円 |
敷設費用 | 1,500円~3,000円 | 2,000円~4,000円 |
緑の期間 | 春~秋(冬は茶色に変化) | 一年中緑を保つ |
耐暑性 | 高い | 種類による(トールフェスクは強い) |
耐寒性 | 普通 | 高い |
日陰への適応 | 弱い | 種類による(レッドフェスクは強い) |
管理のしやすさ | 簡単 | 頻繁な芝刈りが必要 |
ロール芝を購入する際のポイント
- 庭の用途に応じた品種を選ぶ
- 高麗芝:自然な風合いを重視し、管理の手間を減らしたい場合に最適です。
- 西洋芝:一年中緑を楽しみたい方や、洋風デザインを目指す庭に適しています。
- 設置場所の条件を確認する
- 日当たりが良い場所には高麗芝、日陰が多い場所には耐陰性の高い西洋芝を選びましょう。
- 施工の手間とコストを考慮する
DIYで敷設する場合はロール芝のみを購入、業者に依頼する場合は見積もりをしっかり確認してください。
関東でロール芝を使った庭作りを楽しむ
関東地方では、気候に合った高麗芝と西洋芝の両方が簡単に手に入ります。それぞれの特徴や価格を理解し、庭のデザインや用途に合った芝生を選ぶことで、理想的な空間を作ることができます。高麗芝は手軽でコストを抑えられ、西洋芝はデザイン性と一年中楽しめる緑が魅力です。
ロール芝を上手に活用し、美しい庭作りを楽しんでください。