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3月に芝生を植える

この記事の概要

春の暖かな日差しを感じ始めると、庭に緑の絨毯を敷き詰めたいという気持ちが高まりますよね。3月は、芝生を植えるのに最適な時期です。この記事では、3月に芝生を植えるための方法を、準備から管理、注意点まで詳しく解説していきます。初めての方でも安心 […]

芝生の植え方
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春の暖かな日差しを感じ始めると、庭に緑の絨毯を敷き詰めたいという気持ちが高まりますよね。3月は、芝生を植えるのに最適な時期です。この記事では、3月に芝生を植えるための方法を、準備から管理、注意点まで詳しく解説していきます。初めての方でも安心して芝生を植えることができるよう、分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

3月に芝生を植えるメリット

芝生を植えるのに適した時期は、春と秋です。 特に春は、芝生の根が伸びやすく傷みにくい時期なので、おすすめです。 夏になるころには芝生の葉が成長し、秋頃には美しい緑の芝生が完成します。 また、育つまでに梅雨を挟むため、水やりの手間が減らせるのもメリットです。  

必要な道具と材料

芝生を植える前に、必要な道具と材料を準備しておきましょう。

  • 芝生の苗:必要な量は、庭の広さや植え方によって異なります。
  • 目土:芝生の隙間を埋めるために使用します。芝生専用の目土がおすすめです。
  • 肥料:芝生の生育を促進するために使用します。芝生専用の肥料を選びましょう。
  • トンボ:土を平らにならすために使用します。木の板などで代用することもできます。  
  • スコップ:土を耕したり、目土を入れたりする際に使用します。  
  • レーキ:土の塊や石を取り除くために使用します。  
  • ローラー:土を固めるために使用します。板などで代用することもできます。  
  • 定規:芝生の表面が平らになっているか確認するために使用します。  
  • ターフカッター:庭の形状に合わせて芝生の苗を切るために使用します。  
  • ブラシ:目土を芝生の隙間に擦り込むために使用します。  
  • ふるい:目土を均一に撒くために使用します。  
  • 散布機:目土や肥料を撒くために使用します。  
  • 水平器:地面の傾斜を確認するために使用します。  
  • :土を固めたり、足で踏んで圧力をかける際に使用します。  

芝生の品種選び

3月に芝生を植える場合、暖地型と寒地型の芝があります。 暖地型は、高麗芝やTM9、バミューダグラス類のティフトンなどがあり、 寒地型はケンタッキーブルーグラスなどがあります。 それぞれの芝の特徴を理解し、自分の庭に合った品種を選びましょう。  

品種タイプ特徴適した地域メンテナンス
高麗芝暖地型丈夫で育てやすく、乾燥に強い関東以西芝刈り、施肥の頻度が低い
TM9暖地型高麗芝よりも葉が細く、密な芝生になる関東以西高麗芝と同様
ティフトン暖地型高麗芝より色が鮮やかで、葉は細く柔らかい関東以西芝刈り、施肥の頻度が高い
ケンタッキーブルーグラス寒地型西洋芝の中ではトップクラスに良質で管理がしやすい東北・北海道寒地型の中ではメンテナンスがしやすい

ウィンターオーバーシード

年中緑の芝生を楽しみたい場合は、「ウィンターオーバーシード」という方法があります。 これは、春から秋までの暖かい時期は日本芝を敷いて楽しみ、秋以降の寒い時期にはその上から西洋芝の種を蒔く方法です。 こうすることで、冬でも緑の芝生を維持することができます。  

芝生を植えるための準備

芝生を植える前に、土壌の状態を整えることが大切です。  

1. 土壌改良

芝生は、水はけの良い土壌を好みます。 水はけが悪い場合は、山砂などを混ぜて土壌改良を行いましょう。 土壌改良材として、カルスを使用することもおすすめです。 カルスは微生物の力で土壌改良を促進する効果があります。  

また、芝生の生育には、土壌のpH(酸性度)も重要です。 芝生は、弱酸性から中性の土壌を好みます。土壌が酸性に傾いている場合は、消石灰や苦土石灰などのアルカリ資材を混ぜてpHを調整しましょう。  

2. 整地

芝生を植える場所の石や雑草を取り除き、深さ約30cmまで耕します。 水はけをよくするために、表面を平らにならし、緩やかな傾斜をつけましょう。 整地には、トンボやレーキなどの道具を使用します。 トンボは土を平らにならすのに役立ち、レーキは土の塊や石を取り除くのに使用します。 ローラーを使って土を固めることもできますが、板などで代用することも可能です。  

3. 肥料

芝生を植える前に、元肥として肥料を施します。 肥料は、芝生用のものを選び、土に混ぜ込みましょう。  

芝生の植え方

芝生の植え方には、種まきとソッド(芝生マット)を張る方法があります。 それぞれの特徴を理解し、自分の庭に合った方法を選びましょう。  

1. 種まき

種まきの場合は、まず土壌に溝を作り、種をまきます。 種が風で飛ばされないように、目土をしましょう。 目土は、種が隠れる程度の厚さにします。 種まき後は、水をたっぷり与えましょう。  

2. ソッドを張る

ソッドを張る場合は、まずソッドを並べていきます。 ソッドの張り方には、いくつかの種類があります。  

  • べた張り:ソッドを隙間なく張る方法です。 芝生が早く完成するというメリットがありますが、ソッドの量が多く必要になるため、コストがかかります。  
  • 目地張り:ソッド同士の間に隙間を空ける方法です。 べた張りよりもソッドの量を節約できますが、芝生が完成するまでに時間がかかります。  
  • 市松張り:市松模様にソッドを張る方法です。 目地張りよりもさらにコストを抑えられますが、芝生が完成するまでに時間がかかります。  
  • すじ張り:細長いソッドを並べて張る方法です。 傾斜のある場所に芝生を植えるのに適しています。  

ソッドを並べたら、足で踏んで地面に密着させましょう。 その後、目土を入れ、水をたっぷり与えます。 目土入れは、ソッドを地面に固定し、乾燥を防ぐ効果があります。  

芝生を植えた後の管理方法

芝生を植えた後は、適切な管理を行うことで、美しい芝生を維持することができます。

1. 水やり

芝生は、乾燥に弱い植物です。 特に、根が定着するまでは、こまめな水やりが必要です。 水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯に行いましょう。 芝張り直後は、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。 毎日水やりが必要な場合もありますが、気温や雨の状況によって頻度を調整する必要があります。 特に夏場は、日中の水やりは避け、早朝または夕方に水やりをするようにしましょう。 また、ホースで散水する際は、芝生に均一に水がかかるように、シャワーヘッドを取り付けましょう。  

2. 芝刈り

芝刈りは、芝生の生育を促進し、美観を保つために必要な作業です。 芝刈りの頻度は、芝の種類や生育状況によって異なりますが、一般的には、5~6cmの長さになったら、その半分の長さになるように刈ります。 芝刈りには、手動式や電動式の芝刈り機があります。 広さや好みに合わせて選びましょう。  

3. 施肥

芝生を密集させるためには、肥料が必要です。 肥料は、市販の芝生用肥料を使用しましょう。 芝生が成長し始める3月頃から8月頃にかけて施肥します。 粒状の肥料を使用する場合は、芝生の葉の隙間に入り込みやすい小さなものを選びましょう。
肥料の成分としては、窒素、リン酸、カリウムが同じ量でバランス良く配合されているものがおすすめです。 また、「ハイポネックス 芝生の肥料」のような、芝生の生育に適した専用肥料を使用すると、より効果的に芝生を育てることができます。  

4. 雑草対策

美しい芝生を保つためには、雑草対策も重要です。 雑草は、見つけたらすぐに手で抜き取りましょう。 手で取りきれない場合は、芝生用の除草剤を使用しましょう。 除草剤には、雑草の発芽を抑える土壌処理剤と、生育した雑草を枯らす茎葉処理剤があります。  

5. エアレーション

エアレーションは、芝生に穴を開けることで、土壌の通気性を良くする作業です。 エアレーションを行うことで、芝生の生育を促進し、病気を予防することができます。 エアレーションは、芝が伸びる3月から9月の時期に行います。  

6. 目土入れ

目土入れは、芝生の上に土をかぶせることで、芝生の生育を促す作業です。 目土入れを行うことで、芝生の乾燥を防ぎ、凹凸を修正することができます。 目土入れは、年1回、生育が盛んになる3月頃に行います。  

7. サッチング

サッチングは、枯れた芝生や茎葉を取り除く作業です。 サッチが溜まると、水はけや通気性が悪くなり、芝生の生育に悪影響を及ぼします。 サッチングは、レーキやほうきを使って行うことができます。 また、サッチ分解剤やサッチングマシンを使用する方法もあります。 サッチングは、年に一度行うのがおすすめです。  

3月に芝生を植える際の注意点

3月に芝生を植える際には、以下の点に注意しましょう。

  • 気温:3月は、まだ寒暖差が激しい時期です。 芝生を植える時期は、気温が安定してから行いましょう。  
  • 日照時間:芝生は、日当たりの良い場所を好みます。 日照時間が短い場合は、生育に影響が出ることがあります。  
  • 水やり:3月は、まだ乾燥しやすい時期です。 水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷりと行いましょう。  
  • 病害虫:3月は、害虫が発生しやすい時期です。 害虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。特に、初期の段階で駆除することが重要です。 放置すると、被害が広範囲に広がり、駆除が困難になる可能性があります。  
  • 風と日陰:夏場は、風通しと日陰にも注意が必要です。 風通しが良い場所を選ぶことで、水分の蒸発を促し、病気を予防することができます。 また、直射日光が当たりすぎる場所は、芝生が乾燥しやすくなるため、適度に日陰がある場所を選びましょう。  

芝生に関するQ&A

芝生を植える際に、多くの人が抱く疑問や質問をまとめました。

  • Q:粘土質の庭に芝生を植えることはできますか?
    A:粘土質の土壌は水はけが悪いため、芝生の生育には不向きです。しかし、土壌改良を行うことで、芝生を植えることができます。
  • Q:芝生を植えると、雑草対策になりますか?
    A:芝生を植えることで、ある程度の雑草対策にはなります。しかし、完全に雑草を防ぐことはできません。定期的な除草が必要です。
  • Q:液体肥料を与える場合、水やりの前と後どちらが良いですか?
    A:液体肥料は、水やりの後の方が効果的です。水やりによって土壌が湿っている状態の方が、肥料が浸透しやすくなります。

まとめ

3月は、芝生を植えるのに最適な時期です。 この記事では、3月に芝生を植えるための方法を、準備から管理、注意点まで詳しく解説しました。 芝生を植える際には、土壌の状態を整え、適切な品種を選び、植え方や管理方法をしっかりと理解することが大切です。 この記事で紹介した情報を参考に、美しい芝生を育てて、緑豊かな庭を楽しんでください。ソースと関連コンテンツ

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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