芝生の張り替えに必要な予算を計算する方法

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芝生の張り替えに必要な予算を計算する方法 芝生の張り替えは、美しい庭を作るための重要なステップです。しかし、計画を立てる際に最も気になるのが「予算」の問題です。芝生を新しく張り替えるには、さまざまな要素が関わるため、具体的な費用を把握するこ […]

芝生の費用
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芝生の張り替えに必要な予算を計算する方法

芝生の張り替えは、美しい庭を作るための重要なステップです。しかし、計画を立てる際に最も気になるのが「予算」の問題です。芝生を新しく張り替えるには、さまざまな要素が関わるため、具体的な費用を把握することは非常に重要です。本コラムでは、芝生の張り替えにかかる費用を計算するためのステップとポイントについて、詳細に解説していきます。これにより、あなたが実際に作業を始める前に、必要な予算をしっかりと準備することができるようになります。

芝生の種類とその価格帯

芝生の種類によって費用は大きく異なります。日本では主に高麗芝、西洋芝、そしてティフトン芝などが一般的に使用されます。それぞれの芝生には特徴があり、価格も異なります。まずは、代表的な芝生の種類とその価格帯について理解しておきましょう。

高麗芝の価格

高麗芝は、日本国内で非常に人気が高い芝生です。温暖な気候を好み、夏の暑さにも強い特徴があります。高麗芝の価格は、購入方法によって異なりますが、種から育てる場合と張り芝を購入する場合でコストが大きく異なります。種から育てる場合は比較的安価ですが、手間がかかり、育成には時間も必要です。一方、張り芝の場合は即効性があり、美しい庭をすぐに手に入れることができますが、費用は高くなる傾向があります。

高麗芝の価格は1平方メートルあたり、おおよそ500円から1,500円程度となっており、実際に張り替えを行う面積に応じて総費用が決まります。

高麗芝の大きな特徴は、その丈夫さと耐暑性です。特に日本の夏の高温多湿な気候に強く、梅雨や暑い夏の時期にも青々とした芝生を維持することができます。さらに、適切な管理がなされれば、冬でもその美しい緑を保つことができます。

西洋芝の価格

西洋芝は、特に涼しい気候の地域に適しているため、冷涼な場所でよく使用されます。西洋芝は耐寒性があり、冬でも緑を保つことができるため、冬の景観を重視する方に向いています。しかし、暑さには比較的弱いため、夏季の管理には注意が必要です。西洋芝の価格は、1平方メートルあたり1,000円から2,500円程度です。

西洋芝は、特に高原地帯や寒冷地でその美しさを発揮しますが、真夏の強い日差しや高温に弱いため、熱帯や温暖な地域には向いていません。管理が難しくなることがあるため、他の芝生と比較して少し手間がかかることを理解しておくことが重要です。

ティフトン芝の価格

ティフトン芝は、特に耐熱性に優れた芝生で、乾燥にも強く、暑い季節にも元気に育ちます。このため、非常に暑い地域での使用に適しています。ティフトン芝は、最新の品種であるため価格が高めです。1平方メートルあたり1,500円から3,000円程度の価格帯となります。

ティフトン芝は、特に温暖な地域や高温多湿な気候でよく育つ芝生です。日差しが強い環境であっても青々とした状態を維持しやすく、芝生が乾燥してしまうことも少なくなります。特にゴルフ場などではその耐久性と美しさからよく使用されています。

張り替えにかかる労力とそのコスト

芝生の張り替え作業にかかる労力も、予算計算において重要な要素です。自分で作業を行うか、専門業者に依頼するかで費用は大きく異なります。

DIYによる芝生の張り替え

DIYで芝生を張り替える場合、費用を抑えることができますが、作業には時間と労力がかかります。まず、古い芝生を取り除き、土壌の状態を整え、必要な栄養素を補充する作業が必要です。この作業にはシャベルやレーキなどの道具が必要です。これらの道具を購入またはレンタルする費用が発生しますが、道具を持っていない場合は追加費用となります。

さらに、土壌改良を行う場合、肥料や土壌改良剤の購入費用も計上しなければなりません。肥料や土壌改良剤は、1袋あたり数百円から数千円程度の価格帯で販売されています。肥料は芝生の生育を促進させるために重要な役割を果たし、特に初期段階で十分に施肥を行うことが重要です。

また、除草作業や古い芝生の撤去作業も自分で行う場合、さらに手間がかかります。これらの作業が終わると、次は新しい芝を敷き詰めていく作業が待っています。この一連の作業を完璧に行うためには、時間と労力を惜しまないことが求められます。

専門業者に依頼する場合の費用

専門業者に芝生の張り替えを依頼する場合、作業の難易度や面積に応じて料金が設定されます。一般的に、業者に依頼すると1平方メートルあたり1,500円から3,000円程度が相場となります。これに、交通費やその他の追加料金が加算される場合もあります。業者に依頼することで、確実かつ迅速に芝生の張り替えが行えるため、手間を省きたい方には最適な方法です。

業者に依頼する利点は、作業がプロによって行われるため、仕上がりが非常に美しく、また作業時間も短縮されることです。さらに、適切な土壌改良や肥料の選定も業者に任せることができるため、芝生が健康的に育ちやすくなります。

予算計算に必要なポイント

芝生の張り替えには、芝生の購入費用以外にもさまざまな費用がかかります。ここでは、予算を計算する際に必要なポイントをいくつか挙げてみましょう。

面積の測定

まず、張り替えを行う面積を正確に測定することが最も重要です。面積がわからないと、必要な芝生の量を計算することができません。自宅の庭や敷地の寸法をメジャーやレーザー距離計を使って測定し、平方メートル単位で計算します。

面積を測る際には、庭全体の形が直線的でない場合もあります。その場合、複数の小さな区画に分けて計測し、それぞれの面積を合算する方法が有効です。また、非常に広い庭の場合、レーザー距離計を使うと正確な測定がしやすくなります。

土壌の状態

土壌の状態が良ければ、芝生の育成は順調に進みますが、土壌の状態が悪い場合、土壌改良が必要です。土壌が硬く、栄養素が不足している場合は、土壌改良剤や肥料を追加する必要があります。これらの追加費用を予算に含めて計算することが大切です。

土壌改良剤や肥料は、使用する量や種類によって価格が変動します。基本的な土壌改良剤の価格は1袋あたり1,000円から3,000円程度となりますが、より専門的な土壌改良が必要な場合は、価格が上がることもあります。

作業の難易度と時間

作業の難易度と時間も予算に影響を与えます。自分で行う場合は時間と労力がかかりますが、業者に依頼すれば、その分費用がかかります。時間を短縮したい場合や、確実に仕上げたい場合は、業者に依頼する方が良いかもしれません。

特に、広い庭の場合や土壌が悪い場合には、作業が非常に大変になることがあります。その場合、業者に依頼する方が時間的に効率的であることが多いです。

その他の追加費用

芝生の張り替えには、上記以外にも追加費用が発生することがあります。例えば、古い芝生を取り除くための費用や、必要な道具を購入するための費用、交通費などが考えられます。これらの費用も予算に含めて計算することが重要です。

また、芝生の張り替えに必要な追加作業が発生することもあります。例えば、排水が不十分な土地の場合、排水工事が必要となることがあり、その費用も加算されます。

芝生の張り替え予算の実際の計算方法

それでは、実際に芝生の張り替えにかかる費用を計算してみましょう。仮に、庭の面積が50平方メートルだとしましょう。

必要な芝生の量の計算

まず、50平方メートルの庭に必要な芝生の量を計算します。高麗芝の張り芝を購入する場合、1平方メートルあたり1,000円と仮定すると、50平方メートルの庭には、50,000円の費用がかかります。

土壌改良費用の計算

次に、土壌改良にかかる費用を計算します。土壌改良剤を購入する場合、1袋あたり2,000円と仮定して、庭の面積に応じて3袋必要だとすると、6,000円の費用がかかります。

作業費用の計算

作業を業者に依頼する場合、1平方メートルあたり2,000円の料金がかかると仮定すると、50平方メートルの庭であれば、100,000円の費用がかかります。

予算合計

このように、芝生の張り替えにかかる費用を計算すると、以下のようになります。

  • 芝生購入費用:50,000円
  • 土壌改良費用:6,000円
  • 作業費用:100,000円

合計:156,000円

このように、実際に必要な費用を計算することで、予算をしっかりと把握することができます。

コラムまとめ

芝生の張り替えには、芝生の種類や面積、土壌の状態、作業方法など、さまざまな要素が影響します。費用を正確に計算するためには、これらの要素をしっかりと把握し、計画的に予算を組むことが重要です。自分で作業を行うか、専門業者に依頼するかの選択肢も考慮し、最適な方法で芝生を張り替えましょう。予算の見積もりをしっかり行い、無理なく作業を進めることが、美しい庭作りの第一歩となります。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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