春の芝生の刈り方:4月に実践すべき最適な方法

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4月は芝生が本格的に成長を始める季節です。冬の寒さを乗り越え、地中の根が活発に活動し始めるとともに、葉や茎も急速に伸び始めます。しかし、この時期に適切な芝刈りを行わないと、新芽の成長が妨げられたり、芝生が弱ってしまう原因になります。美しい芝 […]

芝生の手入れ(年間スケジュール)
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4月は芝生が本格的に成長を始める季節です。冬の寒さを乗り越え、地中の根が活発に活動し始めるとともに、葉や茎も急速に伸び始めます。しかし、この時期に適切な芝刈りを行わないと、新芽の成長が妨げられたり、芝生が弱ってしまう原因になります。美しい芝生を保つためには、4月の刈り方にいくつかのポイントがあります。本記事では、春に実践すべき最適な芝生の刈り方について、具体的な方法や注意点を詳しく解説します。


4月の芝生の状態と刈り込みの重要性

4月の芝生は気温の上昇とともに成長が盛んになり、新しい葉や茎が次々と伸びてきます。しかし、冬の間に蓄積されたダメージや、放置された枯れ芝が残っていると、芝生の健康な成長を妨げることがあります。

1. 芝生の種類ごとの春の成長特性

日本の芝生には大きく分けて「暖地型芝生」と「寒地型芝生」があります。それぞれ成長の特性が異なるため、4月の刈り方にも違いが出てきます。

  • 暖地型芝生(高麗芝・ティフトン芝など)
    冬に休眠状態となり、葉が茶色く枯れていましたが、4月になると新芽が出始め、成長が本格化します。刈り込みを行うことで、新しい葉の成長を促し、健康な緑を保つことができます。
  • 寒地型芝生(西洋芝など)
    寒さに強く、冬でも緑を保つ芝生ですが、4月は成長のピークに向けてさらに勢いを増します。刈り込みによって、芝生の密度を高め、きれいな状態を保ちます。

2. 春の芝刈りが重要な理由

芝刈りは単に芝生を美しく見せるだけでなく、芝生の健康維持や成長促進にも欠かせない作業です。

  • 新芽の成長を促す:古い葉や枯れ芝を取り除くことで、新しい芽が光や空気を受けやすくなります。
  • 密度を高める:定期的に刈り込むことで、新しい芽が増え、芝生が密に生えそろいます。
  • 病害虫の予防:風通しが良くなることで、湿気がこもりにくくなり、病害虫の発生を防ぎます。

4月に実践すべき芝生の刈り方

芝生の刈り込みは、タイミングや刈り高、道具の使い方によって効果が大きく変わります。以下に、4月の芝生刈りの具体的な手順とポイントを解説します。

1. 芝刈りのタイミング

4月は芝生の成長が盛んになるため、芝生が伸び過ぎる前に刈り込みを行うことが大切です。

  • 刈り込みの頻度:2週間に1回程度を目安に行います。芝生が一度に伸びすぎると、新芽の成長が遅れる原因になります。
  • 天候の確認:芝刈りは晴れた日に行い、芝生が乾いている状態で作業するのが理想です。雨上がりや湿った状態では刈りにくく、刃の切れ味が悪くなることがあります。

2. 刈り高の調整

芝生の種類や成長状態に合わせて、適切な刈り高に調整することが重要です。

  • 暖地型芝生(高麗芝):20~25mm程度に刈り込む
  • 寒地型芝生(西洋芝):30~40mm程度を目安に少し高めに保つ

注意点
一度に短く刈りすぎると「芝生が弱る」「地面が乾燥しやすくなる」といった問題が起こるため、芝の高さの3分の1以下を刈るようにしましょう。

3. 芝刈りの手順

芝生刈りを効果的に行うためには、次の手順を意識しましょう。

  1. 刈り方の方向を変える
    毎回同じ方向で刈り続けると芝生が一方向に倒れてしまうため、縦・横・斜めなど方向を変えながら刈るのがおすすめです。これにより芝生全体が均一に整います。
  2. 芝刈り機のメンテナンス
    刃が鈍っていると芝生が引きちぎられ、葉先が傷んでしまいます。刈り込み前に芝刈り機の刃をチェックし、切れ味が悪い場合は研ぐか交換しましょう。
  3. 刈りカスの処理
    芝刈り後のカスは集めて取り除きます。刈りカスが残っていると通気性が悪くなり、病害虫の原因になることがあります。

4月の芝刈り後に行うケア

芝刈り後のケアも芝生の健康維持には欠かせません。以下のポイントを意識してアフターケアを行いましょう。

1. 水やり

芝刈り後は芝生が乾燥しやすいため、必要に応じて水やりを行います。

  • タイミング:早朝か夕方に行うのがベスト
  • :芝生全体に均一に水が浸透するようたっぷりと与える

2. 施肥

4月は芝生の成長が盛んになる時期なので、必要に応じて肥料を与えます。

  • 使用する肥料:窒素分が多めの芝生用肥料
  • 散布のポイント:芝刈り後に散布し、その後水やりをして肥料を土中に浸透させる

3. 病害虫のチェック

芝刈り後は芝生の状態がよく見えるため、病害虫の早期発見にも適しています。枯れた部分や色の変わった箇所がないかを確認し、必要に応じて対策を講じましょう。


まとめ:4月の芝刈りで健康な芝生を育てよう

春の訪れとともに成長を再開する芝生は、4月の刈り込みが非常に重要な役割を果たします。適切な刈り高に調整し、タイミングよく芝刈りを行うことで、新芽の成長が促進され、健康で美しい緑を維持することができます。

4月の芝刈りのポイント

  1. 刈り込みの頻度:2週間に1回を目安に行う
  2. 刈り高の調整:芝生の種類に合わせて適切な高さを保つ
  3. 方向を変えながら刈る:芝生全体を均一に整える
  4. 刈りカスを除去:通気性を保ち、病害虫を予防する

さらに、芝刈り後の水やりや施肥、病害虫のチェックをしっかりと行うことで、春から夏にかけて青々とした健康な芝生を育てることができます。ぜひ4月の芝刈りを丁寧に行い、理想的な芝生を目指しましょう。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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